先日、肘内障のお子さんが来院されました。
来院された時は、泣き疲れて寝ていましたが、すぐに起き、
橈骨頭付近を触ると痛がり、腕を上げることができませんでした。
「肘内障(ちゅうないしょう)」とは・・・
肘の輪状靭帯と橈骨頭がはずれかける「亜脱臼」を起こしてしまった状態であり、輪状靭帯が発達していない、1歳未満から6歳くらいの子どもに多い疾患です。
主な原因
親が子どもの腕を引っ張ったときや、
同じような力が加わった際に起こることが多いです。
また、腕を下にして寝返りを打つだけで起こったり、
遊んでいる最中など、何が原因でなったのか分からないこともあります。
一度なった子は、他の子よりも繰り返しやすいですが、7歳をこえると靭帯が強くなってくるので肘内障にはなりにくいです。
症状
・腕を動かそうとしない
・曲げようとすると肘が痛くて曲げることができない
・安静にしていれば泣かないことが多い
・肘を曲げずに片腕だけをだらりと垂らしている
整復の方法
整復の方法には2種類あります。
ひとつは前腕を内側方向へと倒すように圧をかける「回内法」、
もうひとつは、外側方向へと倒し、更に肘を曲げる「回外・屈曲法」です。
どちらの場合も、患者さんの撓骨頭の部分に片手を置いて圧をかけ、もう一方の手を使って整復を行います。
日本では回外・屈曲法のほうが広く知られており、
かつては医学の教科書などにもこの方法が掲載されていましたが、1998年に「成功率は回内法の方が高い」と報告されています。
整復には軽い痛みが伴うため、成功率が高い回内法から行うことをおすすめします。
予防法
手を握りながら腕を引くこと。子供の手を引くことで、肘周りの筋肉もそれに対応し、腕が抜けにくくなります。
手ではなく、手首を握って腕を引っ張ると、子供の肘周りの筋肉が防御できず、肘が抜けやすくなってしまいます。
来院されたお子さんは、整復後、おやつももらえたので笑って帰りました。
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