サンテ整骨院 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前2丁目10-12ハイラーク博多駅前ビル410号室
総院長の鶴田です。
最近髪をジェルでセットしたら、額の広さに愕然としております
さて、今日のテーマは『指の関節の痛み』です。
よく指が痛い患者さんに、
『先生、これはリウマチじゃなかろうね?』
と聞かれますが、大抵は違います。
ほとんどは、関節の間が狭まっての単なる関節痛です。
指の痛みは、大きく分けて3つに分かれます。
①突き指などの関節捻挫
②関節の間が狭まっての単なる関節痛
③リウマチなどの病気
①の場合は、痛み出した原因がハッキリ分かるので説明はまた今度。
②の場合は、関節の遊びの減少による関節痛で、これは過去にブログで説明いたしました。
③が今回お話したい事です。
指の関節が痛む病気は、大きく2つあります。
一つは『リウマチ』で、もう一つは『へバーデン結節』です。
まず、皆さんに理解して欲しいのは、リウマチは7種類の項目の中で、4つ以上当てはまるとリウマチと診断される事です。
血液検査でリウマチ因子が陽性だからリウマチという訳ではないのです。
また関節が腫れているからリウマチと言う訳でもないのです。
検査項目を挙げてみましょう。
①朝の手指のこわばりがある
②三箇所以上の関節炎がある
③手の関節炎がある
④対称性関節炎がある
⑤リウマトイド結節がある
⑥血清リウマトイド因子陽性(血液検査陽性)
⑦X線上の変化がある
それぞれに細かい説明が必要なのですが、ここでは割愛。
ようするに、7つの項目のうち4つ以上に当てはまらなければ、リウマチではないということです。
リウマチではなければ、単なる関節炎の可能性が高いです。
指の関節が痛くてリウマチを考えたときは、まず指のどこの関節が痛いかを確認してください。
リウマチはPIP関節が痛む場合が多いです(上記画像参照)。
DIP関節は、リウマチでは痛くなりません。
もし、PIP関節が痛むときがあるなら、リウマチの可能性が出てきますので、その時は相談してくださいね。
もう一つ考えられる、『ヘバーデン結節』は指のDIP関節が変形していく疾病です。
特徴は下記になります。
・DIP関節のみの変形。
・患者は40歳以上の女性がほとんど(50代後半くらいの発症が多い)。
・最初は少し痛みがある場合があるが、あまり痛みは発生しない。
・原因は不明。
・治療法が特に無い。
原因や治療法がない疾病ですが、とりあえず『ヘバーデン結節』と病名がついております。
指のDIP関節が痛くて変形し出しているのは、ほとんどがこのヘバーデン結節です。
有効な治療法が現在ではまだないし痛みもあまり出ないので、
『リウマチではないので、このまま様子を見てください。』
という場合がほとんどです。
結論
指の痛みは、DIP関節部なら『ヘバーデン結節』を、PIP関節部なら『リウマチ』を考慮に入れましょう!
鶴田
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