博多駅東整骨院 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東3-11-14 4F 405号
【患者データ】
12歳
男子
陸上部所属
【発生機序】
外傷性ではない足の甲に突然の限局性の痛み。
留意点…
春に入部して体力も備わりつつあり練習メニューもハードになってきたこと。
陸上専用のハードグラウンド専用12mm.のスパイクを練習時から履くこと、そして練習やレースで愛用しはじめた5本指ソックス。
【症状】
5月末か6月初めごろから、左足部第2中足骨骨幹部よりやや頚部に押圧による限局性圧痛とランニングによる痛みの出現。
第2趾からの軸圧痛、腫脹は認められない。
【処置】
まずは骨折を否定するため画像診断。
留意点…
年齢を考えても疲労骨折の好発部位であることと、7月に中総体(1年間のなかでも大切な大会)があるため、万が一疲労骨折の場合であっても、可能性として早期発見と早期治療でギリギリ大会に間に合うタイミングであると思われるので、まずは骨折を否定しておく必要がある。
【治療法】
画像診断の結果、骨折は否定
当初、リスフラン関節の負傷(部位に違いはあるが…)や中足骨骨頭部痛とも考えるが足部(長趾伸筋腱)腱鞘炎と判断。
部活動中止による局所の安静…
と強く言いたいところなのですが、記録会やメインの大会が続くこと、なにより陸上が楽しい様子で厳しくも言えず…
ただし、練習中のホワイトテープによる固定と練習後のアイシング、そして練習後のリカバリーを厳命。
もちろん、反復性に負担がかかることで、今後骨折のリスクもまだ残されていることも気にかけながら…
留意点…
ホワイトテープによる固定は足背側にテンションをかけて、中足骨骨頭部の接地による衝撃を軽減させることと足背部に加わる皮下組織、腱や鞘の圧を逃がすのが目的。
(ホワイトを使用する目的は短距離のため。長距離であれば収縮性を選択したかもしれません。また、テープの走行はさまざまあると思うのですが、テープや体の知識がない選手でも自分でケアできるシンプルな走行を心がけることも大切です。)
アンカーテープはテンションをかけずに緩めに走行。
やや第2趾が足背するようテンションに注意して走行。
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受傷から5~6週間が経過し、圧痛は少し残存するが、ランニングでの痛みが和らぎ、日常生活ではほぼ痛みが消失した様子。
競技場でのトラック練習でも自己ベストを記録して嬉しそうです。
留意点…
陸上競技用スパイクは12mm.とはいえ、背屈を強制されることで履き慣れない間は個人差はあると思いますが、足への負担もかかること。
競技における5本指ソックスは好みや相性もあると思いますが、着用により指が開くことで、足底アーチが低下することも考えられ、これも個人差があると思いますが、パフォーマンスに差が生じケガにつながることもある(という説もあります)。
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