膝の痛み ランナー膝 テーピング

 

今回のブログはランナー膝について、テーピングの観点からブログでご紹介したいと思います。

43歳男性

ランニング暦2年

週に1度のペースで15キロ前後走行

膝の内側部の疼痛の訴え

 

安静時は疼痛もないが、走行5キロ過ぎあたりから膝の疼痛が出現

w-j test

tfc test

mcm test

grasping test

注:半月板の損傷を確認するテストや腸脛靱帯炎を確認するテストです。

 

いずれも陰性で、不定愁訴に近い症状

ランナー膝と判断する。

 

ランナー膝はランニングによる膝関節周辺のスポーツ障害の総称で、さまざまな病態が含まれます。

ランナー膝のほとんどが不定愁訴とも言われています(約50%ともいわれているようです)。

狭義のランナー膝として腸脛靱帯が膝部外側で摩擦し、疼痛が発生する腸脛靱帯炎はランニングによる膝障害の代表です(約25%ともいわれているようです)。

主因はオーバーユースです。

過剰なランニング時間と距離、柔軟性不足(ウォームアップ不足)、休養不足、硬い路面や下り坂、硬いシューズ、下肢アライメント(内反膝)など、さまざまな要因が加味されています。

保存療法が原則です。

第1に局所の安静、つまり、ランニングの休止が重要です。次に、下肢全般のストレッチの強化やアイシング、そしてテーピング。

もちろんマッサージや超音波などの物理療法もとても有効です。

テーピングに関しては、以下のことを重要視しながら治療にあたっています。

1. 皮膚へのアプローチ

  皮膚を引き伸ばすことや押圧を加えることで感覚受容体を刺激。

2. 筋筋膜へのアプローチ

  筋筋膜を正常な状態に戻すため、支障のある筋膜を制限。

  (貼り付けることにより筋膜を正常な状態に保持する)

3. 靭帯や関節へのアプローチ

  屈曲や伸展のほか、運動動作の補助と制限。

4. 皮下へのアプローチ

  患部の皮膚を持ち上げ患部内部の圧力を低下させることにより、間接的な痛みの軽減。

5. リンパへのアプローチ

  テーピングの巻き戻り効果により皮膚が持ち上げられ皮下に空間が生じ、その部位の内部の圧力が低下してリンパ液等の移動を促し、浮腫部位の痛みの軽減。

注:1~5はあくまでそのように考えられているという説です。

このようにして皮膚や筋筋膜へのアプローチを目的にします。

靭帯や関節の動作を補助し、制限をします。

患部の内圧を下げる効果と浮腫の軽減をします。

注:膝を伸展することで出来るテーピングにしわが、内圧を下げる効果を促します。

いったん症状が出現すると、簡単には消失しないので発症初期の決断、適切な休養期間が大切です。同一側の膝の負担を軽くする目的で、たまには普段と反対回りのトラック走行も取り入れてください。

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